JCPress自動組版クラウドサービス

JCPressは、新聞紙面、雑誌、電子書籍などの組版を自動的に処理するシンプル、見えるなシステムです。


JCPressは、JCScribusのDTPのソフトを基にして開発した自動組版機能を持つ総合システムです。管理者が日常に作成必要な新聞媒体、紙面のテンプレートや、雑誌、電子書籍などのテンプレートまたはマスタページを作成し、PageBuilderサービにより素材を自動的に処理を行い、最新の組版ファイル、PDFファイル、画像ファイルを生成します。組版後の結果、進捗を常に管理画面から画像で確認できます。まさに紙面、雑誌、電子書籍などに自動処理を行うための最適なシステムです。

1.JCPress自動組版システム構成


2.JCPress自動組版システム特徴:

1)テンプレートの作成がシンプルで余計な作業が不要

テンプレートを作成するには、普通のDTP操作と同様に行い、テキスト記事の場合、記事内容に仮の記事名、画像の場合は仮ファイル名を入れればOKです。余計な作業が不要で、テンプレート作成は面倒なことがありません。一面に複数ページもでき、雑誌、パンフレット、電子出版にも適用です。


2)素材の掲載状況、進捗を自動組版後の画像で確認、一目瞭然

テンプレート作成後、システムが掲載日、媒体、紙面毎にデータ掲載状況を管理し、未掲載項目を紙面から確認できます。また未掲載項目数なども一目瞭然で、進捗管理に効率を向上させます。

3)自動組版に豊富、簡単な送信機能。一括送信も可

自動組版に送信するには、スマートフォン、タブレット、PCが同様に行い、直接FTP、PageBuilderクラウド、素材管理クラウドに送信できますし、アプリで共有して、OneDrive、GoogleDriveなどで共有してもできます。また、複数素材一括送信もできます。

4)複数媒体、紙面などを一緒に管理。同じ内容を紙面、電子出版など複数テンプレートにも対応できる

複数の媒体、紙面、異なる媒体(紙面、電子出版、WEB)などにも同じように自動組版を行い、ごく簡単に効率的に作業を行えます。

5)自動組版処理監視ログ画面を提供しています。

素材を自動組版システムにアップロード後、処理結果、エラーなどはログ監視画面から確認できます。

3. JCPress 自動組版システム機能

JCPress自動組版システムは、新聞紙面、電子出版、Webコンテンツの処理を自動的に行い、仕事を効率的にする最適なシステムです。システムには次の豊富な機能を提供しています。

(1)PageBuilder Web Managerは、主にテンプレート管理、掲載状況管理、自動組版処理管理、監視という総合的機能を提供しています。

1)テンプレート管理

◆テンプレートアップロード、ダウンロード、更新

媒体、紙面、雑誌、電子出版などのテンプレートのアップロード、ダウンロード、随時更新する機能です。テンプレートは、JCScribusのDTPを利用して作り、そして画像ファイルとまとめた圧縮した組版のZIPファイルをアップロードします。記事の内容または画像ファイル名を「$xxx$」という文字にすれば、掲載素材として処理されます。(xxxは任意の文字列)


◆テンプレートに含まれる掲載項目確認

アップロード後、PageBuilder Serviceというサービスがテンプレートを自動的に解析し、掲載に必要な素材、タイプを登録します。テンプレート管理画面から確認できます。また、実際の掲載状況は生成後のPDFも確認できます。

2)掲載状況管理

◆掲載一覧

指定期間内のすべての媒体の掲載状況を画像で表示します。媒体、紙面、掲載日などを指定して検索し、紙面一覧に生成後の最新画像ファイルが表示されます。画像には組版後の模様、すでに掲載済項目数、トータル項目数が表示されます。掲載項目を修正後再アップロードした場合、自動組版システムが自動的に再処理し、掲載画像、PDFファイル、JCScribusの組版ファイルを更新します。素材掲載後組版効果をそぐ反映できます。

◆紙面掲載模様確認

掲載一覧から画像をクリックすると、紙面の大きな掲載画像ファイルが表示されます。Zoom機能を持って、大きくしたりして表示できます。また紙面が複数ページがあれば、それぞれを選択できます。この画面から、自動組版後のPDFファイル、自動組版後のJCScribus組版ファイルをダウンロードできます。ダウンロード後、JCScribusで組版ファイルを開き、手動で編集できます。

3)自動組版管理

◆自動組版の監視フォルダー設定

FTPフォルダー監視、JCPress Cloudサービスでアップロードしたファイルの監視、その他アプリフォルダー(OneDrive、GoogleDirve)の監視を設定できます。

◆自動組版のマッピング方法設定、拡張性が優れています

各種フォルダーにアップロードしたファイルをどのように掲載項目にマッピングするか指定できます。特別マッピング処理を追加したい場合、Pluginを作ってシステムに追加できます。PluginがScriptでもできるし、C#、Java、JavaScriptなどの言語でも作られ、拡張性が優れています。

◆自動組版ファイル設定

自動組版処理後、現在紙面のPDFファイル、画像PNGファイル(複数ページがある場合、それぞれの画像出力)、組版ファイル(*.sla)を生成します。またSVG、EPSファイルの生成も可能です。

4)監視ログ画面

自動組版システムは、各素材のフォルダー監視、マッピング、組版処理後のログが常に画面上に表示され、自動更新されます。

5)ルール処理機能

素材のタイプ、名前、分類、担当者などの条件より、組版処理後の通知、送信、印刷などの設定。

(2)JCPress Cloud Serviceは端末から自動組版にアクセスする各種APIを提供しています。

1)媒体、紙面、テンプレート、素材項目の取得機能

媒体、紙面、テンプレートに関連する素材の情報を取得、アップロードできます。

2)テンプレートにアップロードした素材の内容を取得、編集、更新する機能

素材の内容を編集し、更新することがどの端末からでも可能です。

(3)JCScribus DTP ソフト

Scribusに日本語処理機能を追加したDTP ソフトです。W3Cの日本語組版を参考してください。

組版機能、横縦レイアウト、分段、Ruby、日本語禁則、レイア、マスタページなどの機能、出力ファイルフォーマットはPDF、画像、EPS、SVG、XPSなど各種サポート